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ADHDについて

”ADHDの定義”とは?専門的視点からみてみた。

ADHDについて
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僕が13年間調べてこなかった

”ADHDについての情報!!”

自分はADHDだ!

と知っている人の中には、

僕のように今までADHDについて詳しく知らなかったという方も

多いのではないでしょうか?

この際こいつがどんな相手なのかしっかり把握しましょう!!

まずは敵の正体を知る事です。

今日、僕も貴方も一歩前に進みましょう。

この記事は、

ADHDが医学的にどうゆうものとして認識されているのか

について注目して進めていきます。

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ADHDに「定義」ってあるの?

Attention-Deficit Hyperactivity Disorder

これらの頭文字を取ってADHDと言われるこの障がいは、

和名を注意欠陥・多動性障害と呼ばれるものです。

しかし障がいと言えば何かが物理的に欠けてしまっている

という状況を思い浮かべる人も居ると思いますが

ADHDはそういったわけではなく

主に先生による診断を元に判断が下されます。

よって検査によってわかる病気とは別で

定義がはっきりしていません。

注:しかし、病気の定義が風邪のように具体的では無いだけで

  出来るだけ正確に診察を行なうために

  先生方は一般的な診断書に基づいて判断が下されています。

アメリカでは誤診率が高く

ADHDだと判断された人のうち22%(5人に1人)

が誤診であったとされる報告もあり、

日本も同様にこの誤診率に悩んでいます。

(基本的有病率は3~5%と言われている)

また、これはアメリカの話ですが

この誤診率の高さには製薬会社による販売促進

によるものも関係しているとみられます。

この過剰診断によって推定有病率の3倍の15%がADHDと診断され

明らかに薬の恩恵を受けられているのは

1%に満たないという考えも出てしまいました。

これでは本末転倒であり、

個性を病気として過剰に見なしてしまっている

との見方もあるようです。

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ADHDの診断基準は何なのか?

ADHDには先生による診断のばらつきを減らすために

診断基準があります。

この診断も難しいものであり、

薬の作用や生活要因など様々な情報の中から判断を下す必要があります。

以下に簡単に載せておきます。

1.不注意・多動性が同程度の年齢に比べて頻繁に強く認められる。

2.いくつかの症状が7歳以下からみられる。

3.2つ以上の環境(家庭、学校など)で症状がみられる。

4.対人関係、学業、仕事などで支障をきたす。

5.他の発達障害、精神障害の作用ではない事。

これをすべて満たす事が基準です。

このように、

例えば風邪なら喉が腫れるなど具体的な症状ではなく

抽象的な症状が判断基準になっています。

それゆえ、

この障がいは個性と紙一重と言えるしれません。

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ADHDに原因はあるのか?

ADHDの原因が分かれば、

それこそ障がいとしての定義がされる事になりますがどうなのでしょうか?

MSDマニュアル

と呼ばれる病気などを取り扱う医学系専門サイトでは

以下のように記しています。

ADHDの具体的な原因として判明しているものは1つもありませんが、多くの場合、遺伝的(受け継がれる)要因が存在します。

引用元:MSDマニュアル 家庭版

以上に書かれた通り具体的原因は分かっていません。

ADHDは以前MBDと呼ばれていた事があります。

MBDとはMinimal Brain Damageの略で、

和訳すると”微細脳障害”です。

具体的要因は分からないけれど、

何かしら小さな問題があるに違いない。

というところから付いた名前です。

未だ具体的要因は分かっていませんが

幾つかの仮説が立てられているので紹介します。(2019年時点)

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遺伝

ADHDの遺伝率は約76%という数字が出ています。

こうみると結構高い数字ですね。

具体的には、

ADHDの子供の兄弟は、

どうでない兄弟に比べ3から4倍

ADHDになりやすいと言われています。

この情報は資料によって異なるので、

大体70%台か~位にとどめておいてください。

脳の発達異常説

機能不全が考えられている部位は3つあります。

1.右前頭前皮質

この部位は、自身の目的に従って

自分の考えや行動を編成する目的があります。

例えば長期的な幸せを求める為に、短期的幸せを我慢する!

といった計画性など、

主に個性に関わってくると言われる活動をします。

簡単に言えば、自分はどうするか。と

作戦を練るような場所なのかと思います。

2.大脳基底核の尾状核と淡蒼球

随意運動(自分の意志によって行われようとする運動)の調整や、

姿勢、筋肉の緊張を調整する場所で、

反射的な反応を抑える事などに役立っています。

主に、身体を動かす(運動)を調整する場所のようです。

3.小脳虫部

体幹の平衡感覚を司る場所。

以上の3つがADHDの人に機能不全が疑われているところでした。

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まとめ

いかがだったでしょうか!

少しはADHDってこんな病気なんだ~って分かってもらえたでしょうか?

個人的には、

普段ならなかなか調べない事ですが、

ADHDは基本的に一生付き合っていくモノなので

ここらで知る事が出来て良かったかなと思います。

今回は、医学的観点からみた専門的内容になっていますが

ADHD本人が感じた、ADHDってこうゆうものかなという

もうちょっと抽象的で分かりやすくしたもの

もまとめてみようと思います!!

そちらも是非見てみてください!!

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